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    プロジェクトD―――角材が、例の角材になるまで。(第三回)

    おはようございます。
    前回はネックの加工を終え、ボディの加工に入るところまででしたね。

    ・外周調整、R加工
    17.jpg
    ボディの外周をサンダーで整え、角に丸みをつけます。
    このとき少し番手を上げ、滑らかな面を作っておくと、トリマーで外周Rをつけることが出来るようになるという訳です。
    今回の外周RはR4に設定しました。ボディもほぼ直線ですので、トリマーを当て行って帰ってくるだけでRがつきます。
    普通のギターのようにウェストのくびれがあると、支える手をあっちにやったりこっちにやったり、結構大変な作業なんですよ。
    次回作からもずっとこういう形状で良いかなとか思ってしまいますね。楽だし。


    ・ピックガードの加工
    18.jpg
    今回はP-90タイプのPUを使用しますので、この時点でピックガードを切り抜いて、PUのはまる穴を開けます。
    大雑把に切り抜いた後、両面テープでボディにしっかりと固定して、PUザグリの形と同寸に削っていきます。
    トリマーやルーターの目地払いビットを用いて加工すると、早いわ正確だわで言うことありません。
    まあ、拭っても拭っても静電気でひっついてくる削りカスが大量に出ますが…
    あと反動にも注意してください。ボディが飛びます(誇張表現ではなく)
    これが本当のフライングI…ってうっさいわ。


    ・その他のザグリ加工
    20.jpg 19.jpg
    コントロール系統のザグリを入れていきます。
    スイッチやジャックのザグリ(左写真)などは、本当に間一髪の位置に開いていますね。
    設計段階でしっかり考えておかないと、いとも簡単にすべてのパーツが載らなくなってしまいます。
    この段階で、ネックセットビスの穴は既に開いています。


    ・生地の調整、ヤニ止め塗料の吹き付け
    21.jpg 22.jpg
    全体の生地を整え、傷を小さくしていきます。傷の入りは塗装を吹いても分かるんですよ。
    まったくおかしい話ですが、全然先が見えなくていたちごっこで体も心も辛くて泣き出したくなるようなこの作業の写真が残っていませんでした。
    きっと私が無意識に、美的なものだけを選別しているのでしょう。(撮り忘れたとも言う)
    生地が整ったら、マスキングを施して最初の塗料を吹き付けます。
    これは木材のヤニや油分を止め、後の塗料の食いつきをよくする足つけも兼ねています。
    吹き付けると一瞬艶が出ます。一瞬です。本当に一瞬の艶です。
    これまでの苦労が報われた気になって、ちょっとうっとりしかけますが、そんなようではダメです。
    小口面は特にヤニが出やすく、よく塗料を吸いますので、こってりと吹かなければなりません。
    まあ、それでも殆ど木材が吸ってしまうんですが。


    ・研ぎ代になる塗料の吹きつけ、平滑面の研ぎ出し
    23.jpg 24.jpg
    先ほどのヤニ止めをサンドペーパーで軽く均し、木材の導管や細かな傷を埋め、平滑な面を作るための塗料を吹き付けます。
    それはもうこってりと。天下一品もかくやってくらいこってりですよ。
    当たり前の話ですが、1日分の吹き付けで導管が埋まらなかった場合は、研ぎ出してもう一度吹き付けになります。
    今回の木材はアルダーとメイプルですので、それほど神経質にならずとも埋まってくれました。
    これが導管激荒のマホガニーやアッシュ材だと、ここの工程で泣く目に遭います。遭いました。
    25.jpg 26.jpg
    はい、これが吹き付けた塗料を殆ど粉にしてしまうのは自虐的で楽しいぞという写真です。

    …そんなわけあるか。
    冗談はさておき、写真ではもう研ぎ出しが終わって、平滑な面が出ています。
    まあこの塗料は比較的厚い層を成していますので、難しいこと考えんとシャカシャカ研いでも結構平滑な面が出てくれます。
    勿論、しっかり考えて研ぐに越したことはないんですよ。私は無理ですけど。
    今回はマッチングヘッド仕様なので、ネックの方にはマスキングが施されていますね。


    ・着色
    27.jpg 28.jpg
    今回のカラーはキャンディアップルレッドを選びました。
    キャンディ着色というのは、
    ①まず下地にメタリックイエロー(ゴールド)を吹き、
    ②その上から目的の色をシースルー着色する
    という手順を踏みます。
    このメタリック塗料というのが厄介者で、なかなか面が潰れないわ、すぐ毛羽立つわで、私は結局3回吹き直しました。
    ボディの面積が小さかったからまだ良かったようなものの、これが普通の大きさのギターだったらと思うと身の毛がよだちます…。
    出来ればもうやりたくありません…。


    ・艶を出す塗料の吹き付け
    29.jpg 30.jpg
    軽く塗面を均し、最終の艶を出す塗料を吹きます。
    この塗料は仕上げに直結しますので、最終難関とも言えます。
    ここでもし塗料が垂れてしまうと、硬化不良が発生して非常にカッコワリイ感じになってしまいます。
    最後まで気が抜けませんが、なんとか切り抜けられました。
    うまく吹けると心がすっとするような艶が出ます。今迄の労力が報われた気になりますね。


    さて、塗装の吹き付けが完了したところで今日はこのあたりで。
    次回、組み込みに突入!
    刮目して待て!!
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